1 数の概念
- 2飛び
2、4、6、8(に、し、ろっ、・・・
の数え方。掛け算で言えば、「2の段」で
ある。二年生で覚える掛け算。タネは、既に巻くことが出来る。全て、この有効性は実証される。掛け算の覚え方も教科書では、2の段が最初にくるからである。
- 5飛び
次に出てくる掛け算は、「5の段」。これも、5飛びでタネになる。五、十、十五、二十・・・。この数え方は、「足し算・引き算」にも大事な役目を果たす。
和・減法は、十進法である。
最小のまとまりは5。6、7、8、9、10は、「5と1」「5と2」「5と3」・・・。と考えていく。6を数えるのに、初めから「1、2、3・・・。などと数えていたら、計算が素早く出来ない。
素早く、5を認識して、数を足していくことに慣れていくことが必要になる。
- 十のまとまりになれる
十のまとまりを作ること、十のまとまり
を数えることを、感覚的にぱっと認識できることが重要である。
十のまとまりを作るということは、「1と9」「2と8」「3と7」・・・。ということである。これらは、覚えれば良いことである。
ちなみに、手の指は、5本である。5+
5で十。十進法になったのは、指の数によるのでは、と思える。
- お風呂で、数を数える
小さき子とお風呂に入るときは、よく「
後、十数えてから出るんだよ」と言って、一緒にお風呂に入ったお父さんと数えたり、おじいちゃんと数えたりしたものである。
それが大事。数をもっと多くしてもいい。
元外相だった「田中眞紀子」氏が小さい頃家にいた書生さんに「数を百数えないと、お風呂を出てはいけない」と言われて、数を数えていた。という話があるくらいである。
数の概念を何回も何回も、知らず知らず身に付けさせることが、小さき頃だったら苦と思わずに出来るのが、強みなのだ。
2 月
三十一日ない月は、「西向く侍(2、4、6、9、十一)」
侍と言うのは、士だから。
3 指の名前
「親指、人差し指、中指、薬指、小指」呼び名を教えておくことは、知識として必要である。「お父さん指、お母さん指」などよりも、誰でも通用する呼び名を、知らないうちに身に付けさせる。
4 干支
「子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申
酉、戌、亥」
もちろん、干支の本で教えても良い。しかし、このような話は、家の長老からとか、おじいさんおばあさんから、耳から慣れ親しんで来る言葉である。そんな関わり合いを目指して欲しい。
5 箸の持ち方
三歳までには、鉛筆を持ってものを書くことをしたがる時がある。その時を絶対見逃さないで、「正しい鉛筆の持ち方」を身に付けさせる。
鉛筆の持ち方は、箸の持ち方と密接な関係がある。箸を持つ時は、鉛筆二本持っていると考えた方が良い。
箸の二本から一本にした持ち方が、鉛筆の正しい持ち方となる。
他にも色々なタネがある、と思われる。
6 多くの正しい言葉
私は、方言でも立派な言葉と思っている。誰にでも通じる言葉を小さき子に身に付けさせたいなら、やはり、日本放送協会のアナウンサーが話す言葉だろうか。
様々な色々な言葉があることを、小さき子に対してでも、大人に話すように話しかけたい。もちろん、喃語を話す時期を通り越してから、であるが。
小さき子は、大人を小さくした人間では、
ない。それは、見間違えてはいけない。しか
し、「何も知らない、分からない」と考え、
小さき子を侮っては、決していけないことを
覚えておこう。